あのとっておきの文章を用いて論文やツイートを書きたいのに、正確な表現や、なぜときめいたのか、どこで読んだか思い出せなくなることはありませんか。Quotissueは、私たちが出会う素敵なテキストを保存してシェアするための、シンプルなアプリケーションです。


Updates
- iOS App(1.0.11)をアップデートしました2020/07/14
- iOS App(1.0.10)をアップデート(というかデバッグ)しました2020/05/11
- iOS App(1.0.9)をアップデートしました2020/05/07
- iOS App(1.0.8)をアップデートしました2020/03/31
- iOS App(1.0.7)をアップデートしました2020/03/08
Collection
いい本の一節や、会議で飛び出した誰かの名言を書き留めます。本のタイトルや単語しか思い出せなくても、あとから探せるように。

Share
同じ言葉でも、新しいインスピレーションが湧き上がるたび、繰り返し引用してください。

引用符や要素を編集するのもいいですね。

Extension
衝撃的なブログを読んでしまいました。あの一言が頭から離れないけど、でもすぐにはなにも言えそうになくて、どうしてもどこかに置いておかなくてはいられない気分です。

Quotissueでは、選択したテキスト、Webページのタイトル、URLを取得して保存できます。心に思い浮かんだことは自由にメモしておきましょう。なにか書いておけば、あとからQuotissueで検索できます。


Twitterやってますか? 心に残るようなツイートを見つけたとき、それもQuotissueに保存しておきましょう。ツイートの本文、アカウント名、ツイートのURLを取得できるので、あとからアクセスしたり、よく考え直したり、自分だけのノートを取っておいたりできます。
Concept
フランスの哲学者であるロラン・バルトは、テクストは多次元の空間であり、引用の織物(tissue of quotation)であると述べています。
テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。
ロラン・バルト『作者の死』
あるテクストの統一性は、テクストの起源ではなく、テクストの宛て先にある。
ロラン・バルト『作者の死』
エクリチュールの多元性が収斂し、統一される場はテクストの宛て先であり、宛て先である読者とは引用が一つも失われることなく記入される空間であると。
「テクスト」としての条件を十分満たしていないと思われるメッセージに対した場合、‹主体›はそれを補完して「テクスト」に仕立てあげる自由も、また、そのまま不完全なものとして残しておく自由も有している。
池上 嘉彦『記号論への招待』
引用の空間であるQuotissueを使うことで、ユーザーが自らにやって来たテキストの起源に恐れることなく自由に解きほぐし、織り上げ、仕立てあげることも、残しておくこともできるでしょう。
私たちは、住むことを能くするときにのみ、建てることができるのです。
マルティン・ハイデガー『技術とは何だろうか』
引用することを能くし、テキストする営みを巡回するでしょう。
人工物は全く安定した存在者であるわけではない。その意味は使用に伴って変わるのである。
クラウス・クリッペンドルフ『意味論的転回』
読者の誕生は、「作者」の死によってあがなわれなければならない。
ロラン・バルト『作者の死』
同じように、Quotissueもまた、ユーザーの使用に伴い解きほぐされ、織り上げられていくでしょう。